インビザライン矯正について(2025年最新版)
過去記事(2018年)にインビザラインについてのものがあります。
このページがインビザラインについての最新版となります。
当クリニックでは、古くからある金属ワイヤーを使った矯正治療とは違って最新のデジタル技術を駆使した『インビザライン』という透明マウスピースでの矯正治療を行っています。世界で1500万人以上(2023年のデータ)がこれまでインビザライン治療を受け、現在では毎年数百万人の患者様がインビザライン矯正を始めています。マウスピース型の矯正治療では、世界中で一番の実績がある治療システムです。
⇩2022年には歯科矯正装置として初めてグッドデザイン賞を受賞しています。
※その後2024年には、iTeroというインビザライン用の3Dスキャナーでも同賞を受賞しています。
⇩ワイヤーと比べると見た目が全然違います
他にも良い点を挙げると以下のようになります
・患者さまにおいて着脱可能(ブラッシングなどの清掃しやすい)
・痛みがワイヤーよりも少ない
・治療を開始する前に、ゴール(仕上がり)を3Dデータで確認できる(下動画参照)
・技術革新が常に行われており、どんどん改善している。抜歯矯正やインプラント矯正といった、以前はワイヤー矯正でしか対応が難しかったものでも今では対応可能
肝心の治療の質はどうなのか?というと
『かなり良い』
と言えます。
ただし、条件ありです。
<条件その1>
良いインビザラインドクターの施術を受けること
<条件その2>
患者さまも頑張ってインビザラインを使用すること
良いインビザラインドクターとは?
・虫歯や歯周病治療にも精通し、必要な前処置を案内できる
・クリンチェック(デジタルの治療計画)をインビザライン社任せにせず、自分で作りこむことができる
・自身のアップデートを欠かさない
・患者さまが頑張って使用できるような気遣いができ、そのための信頼関係を築くことができる
⇩クリンチェック(治療計画)を動画にしたものです
※ステージ:マウスピースの枚数です
逆にマイナス点を挙げると
・簡単にできそうな気がするツールではあるので、勉強・経験不足のドクターでも参入しやすく、本来歯科矯正治療を行う資格がない歯科衛生士や歯科助手に対応させている医院も多い。
※ちなみに本格的なマウスピース矯正は、専門的な知識・技術・経験が必要です。
・必要な前処置を行わずにスタートすると、虫歯などが何年も放置されてしまう
・患者さまが頑張って使用できないと、思ったように歯が動かない
・類似のマウスピース矯正システム(だいたいは格安を売りにしている)がどんどん出てくるが、質が悪いことが多い
マウスピース矯正業界の悪評はこういったところから出てくるのだと思います。特によくないと思うのは、名義貸しのようなことが横行していることです。インビザラインには症例数に応じてドクターをランク付けするシステムがあります。(ちなみに当院はプラチナステータスです。)このランクを上げるために、多数の分院を展開し、そのドクターの名前で症例集めをしています。当然そのドクターは、会ったこともない患者さまの治療をしていることになります。代わりに治療しているのは、雇われているドクターだったり、歯科衛生士だったりします。健全な状況とはとても思えません。
インビザラインは正しく使うときちんと結果が出るシステムです。患者さまが医院選びを間違えないように正しい情報を発信したいと思います。少なくとも、患者さまにおかれましては、相談時に誰が計画を立て、誰が治療するのか?は明確に確認されることをお勧めいたします。
また、インビザラインを使うことを習慣にできない患者さまもごく一部ではありますがおられます。上記のようにその場合はうまくいきません。ワイヤー矯正を強くお勧めいたします。
0コメント